NAOKIBUN

終わらない週末のNAOKIBUNのレビュー・感想・評価

終わらない週末(2023年製作の映画)
2.8
結局何が起きたんだ!?
それを説明しないまま終わるのが納得いかない!

というタイプの人には向かない。
何とカテゴライズするのが正解だろうか、理系脳とでも言うべきか、解が導かれないタイプの映画があるということを受け入れられないと結構多数の映画が楽しめなくなると思われる。

表現つけ難い映画。
つまらなくはないし、登場人物の個性も好きになれるところが少ないが理解できなくは無い。

ただ1点、この映画の物語を描き切るのに144分もの上映時間が必要だったか?
この点については全く擁護できない。

シャマラン作品の「ハプニング」のように91分とそのくらいで纏めることはできなかったのか?いやできたはず。

全ての演出が冗長で不調和で不快感を感じる(不安を煽る)音楽を聴いていると嫌な気分になってくる。演出としては良いが、しつこいくらいにいちいち長い。
中盤のノイズのシーンも観ているこっちにもダメージが来そうな長さだし、ジュリアロバーツがヒスおばさんを発動する時間も回数も一回あたりの尺も長すぎる。

富豪の娘が「どうして2夜連続で私たちはこんな所で寝てるんだ」と愚痴るシーンがあるのだが、観ているこっちは「とっくに1週間くらい投稿生活しているのかと思った」というくらいの感想。
緊急事態において孤立した後の群集心理や侵略への恐怖を描くのであれば、わずか2日間の出来事としないほうが良かったのではと思うし、それにしては上映時間が長いよ。
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