Kaz66

モンキーマンのKaz66のレビュー・感想・評価

モンキーマン(2024年製作の映画)
3.8
「スラムドッグ・ミリオネア」「ライオン〜25年目のただいま」のデヴ・パテルの(初)監督・脚本・主演の“リベンジ・アクション”作品。
「ジョン・ウィック」の製作陣(サンダーロード・ピクチャーズ)と21年に仕上げた本作…、Netflixが配給権を獲得し22年から配信の予定だったが、ジョーダン・ピール(「ゲット・アウト」「ノープ」)が観て『これは劇場公開に値する作品だ』とプロデューサーをかって出て、ユニバーサル配給で24年公開となった。
アクション・シーン(特に最後の秘密クラブでのシーンなど)はホントにスラムドッグ版ジョン・ウィックといった感じで“メジャー感”たっぷりだし、画面のトーンやキャラクター背景にはジョーダン・ピールを感じる所も多々あり、充分にメジャー作品として楽しめる。
ただ、突然自分の胸を開いて“ファンタジー”になるところや、決戦前の“ミラー・シーン”などは少し冗長に感じた。
コロナ禍の製作で色々苦労があったようだが、こうしてメジャー配給の作品として監督デビュー出来て良かったんじゃないだろうか。
興収的には厳しそうだが、Netflixでの配信で元は獲れるだろうから、次作品にも期待したい。
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