このレビューはネタバレを含みます
ラストの数秒間、バーンスタイン本人の表情が映された瞬間に、なぜこの作品に心が動かなかったのか?がわかった気がした。
自伝を題材にストーリーが作られているのだと思うので、そこに批判する事はありません。
バーンスタインを演じたブラッドリー・クーパーの演技、妻フェリシアが乳癌に罹患してからのキャリーの演技、個々にはとても素晴らしいと思いました、がしかし…
この涙もろい私がストーリーに全く心揺さぶられる事が無かったのも珍しい。
観ているのが少し苦痛にも…
個人的な解釈として、とても偉そうな言い方になりますが、余りにもご本人に似せる演技に拘り過ぎてか?見た目、話し方、動作、それぞれが完璧なはずなのに感情が伝わって来ないのが残念でなりませんでした。
評価される点は多々あると思いますが、俳優陣のチームワークと言いますか、ケミストリーが感じられない作品だった様に思います。