前評判が良かったのとテーマに惹かれ鑑賞しましたが、初恋だった二人の絶妙な関係やラスト等、リアルで切なく、ドラマチック性やファンタジー要素が皆無の超リアリスティック恋愛映画で、人生は甘くないし、大人になるとせつないよなといった厳しい現実を丁寧に描写した世界観が、自分には合わず、正直つまらなかったです。
また、抑揚のない淡々としたスローペースな展開や会話劇メインの構成も苦手なタイプで、なぜここまで高評価なんだろうといった映画に感じました。
旦那さんが良い人すぎてもっと評価されて描かれるべきだと感じましたし、寛容すぎて懐の深さに圧倒されたので、一番印象的で衝撃なキャラでした。
自分でも驚いたのが、リアル路線の恋愛映画だと全く響かず、冷めてしまうけれど、あと1センチの恋やノッティングヒルの恋人、私の頭の中の消しゴム、プリティーウーマンやきみに読む物語等、映画だからこそ夢を見せてくれるし、ときめかせてくれる作品だと響いたり、ドハマりするので、意外に自分はロマンチストなのかもしれないなと感じました。
経験や年齢によっても見え方や感じ方が変わる映画かとは思いますが、自分はあのラストは受け入れられないですし、久しぶりに噛み合わない映画でした。
