인연(縁)
＝結婚した2人には8000回の前世を経た縁がある
愛とは何かたまに考えたりするけど、この映画がアンサーかもしれない。相手を尊重すること。一緒になることが決して正解なわけではなく、そこに優劣はないことを知った。何かしらのタイミングが悪くてさよならを選択した人(お互いの環境や心、恋愛はタイミングがすべてだと今作で再確認)、相手のために泣く泣く離れた人、今後ここまで人のことを好きになれるのかと考えてしまうくらいに人を好きになった人… きっとこの作品が心の救いになってくれると思う。もしかしたらちょうど8000回目のイニョンなのかもしれない。私はパンフを読みながら思い浮かぶ人がいて、真夜中のカフェで半泣きになってしまった。"自分がその人と付き合っていなかったり、結婚していなかったりしても、その人を人間として愛することは可能だと思います。その人を尊敬して大事に想うことは、たとえ長い時間の隔たりがあっても可能ではないかと。(セリーヌ監督)" 劇中の3人が持つ愛をいつか持たれる側にもなれるように、もっと強くならなきゃなとも思った。皆素敵だけど特にアーサーの大気圏くらい広い心と器よ…
最近冷静と情熱のあいだという本を読んで、男性はより過去に生きる傾向が強いことを知ったのですが、今作でもそれを感じた。(心底恋に落ちたらそこに性別云々は関係ないと思ってるけど) 加えてこの本から、どんな恋も1人の持ち分は1/2で、2人の人生を合わせてひとつの物語ということを学び。この映画は様々な愛の物語であると同時に、恋愛作品としても完成されてると思う。双方の人生、ひとつの物語。ラストシーンが素晴らしく、ラストシーンのための映画かもしれない。人との縁、ふと過ぎる選ばなかった道から派生するたくさんのもしも、人生は切なく美しい。表情や視線で語る演技とサントラが胸の詰まる良さ。サントラ15曲目のsee youが1番お気に入り。
1年前のザ･ホエールのレビューに書いた公開楽しみA24作品リスト、これでようやく見終えた！
新規my楽しみリスト☺︎
︎︎︎︎☑︎Priscilla (4/12)
□Problemista 𖤐
□Tuesday 𖤐
□Dream Scenario
□Love Lies Bleeding
□I Saw the TV Glow 𖤐
𖤐は特に楽しみ。全部チェック付くのにまた1年かかるのか…と思いつつ、楽しみに生きます。
