ちょっと思てたんとちゃうかな。。
幼なじみで初恋の人と12年ぶりにオンラインで再会、その12年後に出会うも彼女には夫がいて二人は結ばれない。
前半までは良かった。
初恋の人との出会いっていう情熱はそう簡単には続かず、それぞれの人生に戻っていく。リアルで切なかった。通話が終わった後の窓の景色が詩的で印象に残ってる。
お互いに別の人と出会うも彼はずっと彼女を忘れられず、さらに12年経ってNYまで彼女を訪ねにくる。一途で素敵やけど、現実の壁は厚い。想い合っていてもまたも切ない結末。
シナリオは儚くて泣けるけど、実際の展開を見てるとthird wheelになる旦那が哀れでならなかった。
3人で会って、話してるうちに二人の世界に入っていく。文字通りフレームアウトする旦那。韓国語で話す二人。ロマンチックな再会も、旦那のことを思うとやるせない。
彼のタクシーを見送った後、旦那に泣きつく彼女。泣きたいのはこっちやでホンマ。肩ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ。
自分が「結婚」に幻想を抱き過ぎてる(または初恋を軽んじてる)と思わされるほど夫の扱いが酷いなと感じてしまった。
それはそうと、夫婦のメタ会話は興味深かった。結ばれない運命の二人と実用的な結婚をした二人。丁寧に状況をなぞる会話は作家夫婦ならではといった感じで面白いなと思った。
アメリカ育ちの彼女といかにも韓国人の彼の対比も的確で面白かった。再会のハグとか。
