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ミツバチと私のtwitwilightsのレビュー・感想・評価

ミツバチと私(2023年製作の映画)
4.0
ジェンダー・アイデンティティに思い悩む"少女"のひと夏。ここ数年擦り続けられたそんな主題より、邦題カタカナ部分、バスク地方というワードが目を引いた。そう、ご多分に漏れず、私も“ヴィクトル・エリセ”に支配されたイメトレ脳で対峙したのであった。演出面に派手さはなく、劇的な展開も皆無。しかしながら、ひとときも飽きることなく、主人公アイトールから目が離せない。そのアイトール役、ソフィア・オテロの魅力たるや。ラストショットの微笑には落涙寸前だった。それにしても、家族でドライヴ中、ひょんなきっかけから車内が重苦しい空気と化す体験は、子としても親としても、強烈に心当たりあり(笑)。
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