タコさんウィンナー

宮本武蔵 般若坂の決斗のタコさんウィンナーのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)
2.5
宮本武蔵シリーズの2本目。幽閉されて本読んでたら人がガラッと変わった武蔵が剣術極める旅に出ます。

うーん……時代感でしょうか。ダラっとしてて苦手でした。前作でひとり、メキメキとキャラクターパワーを発揮しておもしろいやりとりをしていた沢庵和尚が出てこなくなって数少ないハリがなくなった印象。
突然の子ども好き設定も、まあ今までに子ども出てきてないしいいんですが……。なんかやけにちょろい武蔵になんとも言えないハリのなさを感じてしまいました。
他にも、浪人たちもちょっと怒鳴ったら素直に帰ってくれたり……。子どもが落し物してもすぐにめちゃくちゃ手厚いアフターケアですぐ解決とか……。
なんかなんのために問題や事件を起こしてるのかよくわからなかったです。

一方で僧侶に殺気を感じて飛び退くシーンとかは結構おもしろかったです。
中盤の殺陣のシーンの何起こってるかわかんないし勢いもない撮り方とかはなんとも言えませんでしたが……。

ラストも起こってることはすごいけどなんかもっさり。でもこれは単なる時代の違いかもしれません。

ストーリー的にも狭間。しかもイベントや演出、キャラクターもだらっとしている印象。しかたないのかもしれませんが、個人的には「うーん」といった感じでした。