毎回スターサンズの映画は二度と見ねえ！となるんだけど、やっぱり今回も無理！！となった（学べ）。
『主戦場』でも『教育と愛国』でも変なことを言う人たちに普通に喋らせればおかしさは充分に伝わるのに、どうしてあんな底の浅い演出（運転講習ビデオっぽい）とかアニメを使うのかなぁ？
本編も大概酷かったけど、一番最後にドン引き！ジャーナリストが階段から突き落とされましたとか、色々物騒な話があって、監督が「家族に映画について話さないと」と言いながら、娘さんの写真大写し。15年前の写真にしても、公務員にモザイクなのに、娘の素顔を大写しする必要ある？
だいたい現役官僚だかにモザイクかけて声を変えたら、その証言が本当なのか、そもそも本当に官僚なのか、実在するのか？責任が曖昧になって、価値がドカーン！と下がってしまう。
テレビの街頭証言でも「話している人の顔をちゃんと映さないと簡単に捏造できてしまう。報道の価値がないし、真実性が確保できない」と聞いた。あの官僚証言は我々にとっては想像通りのキモチイイ証言だが、自民党側には痛くも痒くもない。
安倍は三本の矢を「やってる感だけでいい」と言った話があったが、この映画こそ「批判してる感」だけで批判になってない。映画『新聞記者』もひどかったし、勘弁してくれ……。
まともなドキュメンタリー映画を作ってくれよ！もっと面白いドキュメンタリー映画がヒットしてくれよ！
