りょー

書かれた顔 4Kレストア版のりょーのレビュー・感想・評価

4.2
『AKIRA』や『ブレードランナー』、コンチネンタル大阪のような豪華絢爛なJAPANでもないければ、小津安二郎監督作品ほど慎ましい日本でもない。夢うつつの幻想的な日本。でも、自分が知らなかっただけで、断片的には確かにあったんだよね。

セクシャリティや年齢。そこへの意識は、頭の片隅に確かにあった。でも、それらを追って考えるより先に、その無言の仕草、大野一雄さんのダンスや坂東玉三郎さんの所作に、泣きそうになる。

途絶えてしまう前に、現代の方の舞台を、色々観に行きたい。
りょー

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