TakuyaKoroku

ビヨンド・ユートピア 脱北のTakuyaKorokuのレビュー・感想・評価

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北朝鮮からの脱北を記録したドキュメンタリー。当時者、それを支援する人,ブローカー、脱北者の家族を巻き込んで、ただでさえ危険な行為を映像で追いかけるというリスクしかないプロジェクト。

これがノンフィクションであることを忘れるくらいの緊迫感があるし、観ているだけでも「死」が身近にあることがわかる。紙一重を生きる人たちがそこにいた。

こんなにリスクを冒すことに脱北者も支援者もブローカーも一ミリもメリットないと思うけど、記録に残す決断をしたことに感謝したい。監督の執念にも感謝。

評価をするとかしないとか、そういう価値軸ではない映画。この映像がこうして世に出ることに大きな価値があるんだと思う。
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