TERUTERU

ブギーマンのTERUTERUのレビュー・感想・評価

ブギーマン(2023年製作の映画)
3.7

[ The boogeyman / ブギーマン ]


その隙間に恐怖が存在する。
扉の隙間ではなく、
弱り切った心の隙間へ

恐怖は侵食する。

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でたぁぁぁあ!!!
夜に1人でお風呂にトイレへ行けなくなるやつだ!!!!
そして扉が微妙に開いてたらもう安心して眠れません。
そこはホラーの世界への勝手口です😇


ホラー嫌いな方はとことん嫌いでしょう。
私も嫌いなのになぜか見に行く、
それはなぜか!?
アンサーは、最後に教えるね(^^)


さ、今回のブギーマンの紹介でもしようかね。
本編は夜の暗闇がメイン!
という事でほとんど暗くてはっきり見えないブギーマン、恥ずかしがり屋かな?
明度の暗さがちょうどいい…
と寝ちゃう方、安心してください、そうはさせませんよ!
と言わんとばかりのドンドンバダバタ休む暇がない、ブギーマンのアピールっぷり。

ゆっくり背後にいました〜よりも、
正面突破で突っ込んでくるのはお見事ブギーマン。
おまえ!扉開けるのにそんな強くなくていいじゃん!って言いたくなるほど他人の家遠慮なしで開けてきます。
ですが、気づいたら元通り、配慮が良いですね〜ブギーマン。

そして意外にも優しい所があるんですよ!
幼い「ソーヤ」ちゃん、奥歯の乳歯がグラグラでとるのが少し心配…
お姉さんなんとも強引な方法でとろうとする所、
なんとブギーマン、不意打ちをついてあっという間に痛くもないくらいの感覚でとってあげる。
良かったね〜ソーヤちゃん、床にそのままにしていた乳歯もソッと回収してくれるブギーマン、後処理は最悪だけど優しいね👍

主人公の「セイディ」が元凶家族の…あれ?ローリー?おばさんにブギーマンの餌にされても助けてくれるブギー!
セイディが背負っていた悩みを自ら悪役に徹し克服させるブギーマン、優しすぎるよ(TT)
ね!そうですよねブギーマン!!

ブギーマン:「……」



まあまあブギーマンの事悪い印象が広まると都市伝説みたいな悪い怪物が生まれちゃうのでね。
良い印象にするとタンスから妖精みたいなのが出てくるのかしら?

正統派の『ブギーマン』の物語。
“スティーブン・キング”の短編小説からまさにトラウマを植え付けるような作品でした。
心の弱った子供の隙間に溶け込むとんでもない怪物だぁ〜


さて、ホラーが苦手なのに見に行くアンサーですが!

[恐怖にどう備える]ですかね

怖いままが1番怖い…(´-ω-`)



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君がもっとも恐れているものが【恐怖】そのものだということなんだ。とても賢明なことだよ。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』からルーピン先生より

2023/No36
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