TERUTERU

恋するプリテンダーのTERUTERUのレビュー・感想・評価

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)
4.1

[ Anyone But You / 恋するプリテンダー ]


それが本心??

いいや、誰かの為に演じてる


ちがう、それも自分の為
相手の為に行動できる事が人を好きになれる

もちろんお互いにね🤝

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恋、学弁、婚約者…
この世の全てを捨てた女、

「Great Tits・ビー👑」

彼女の死に際に放った一言は、人々をシドニーへ駆り立てた…
「おれの男か?欲しけりゃくれてやる。探せ!!
この世のすべてをそこに置いてきた!」

しぶしぶ彼女もひっくるめ女達、シドニーを目指し、夢を追い続ける。
世はまさに、大・婚・活・時代!〜🎶

LOVE ROMANCE DOWN!!!
/ラブロマンスドーン!!!

これを「恋の夜明け」とでも言っておきましょう!
令和を切り開く王道かつNEWラブコメ!!あ、これラブコメだった。


出会いのシュチュエーションは男性陣よ参考になるでしょう、そんな店見たことないが。
この恋愛キラキラしてやがる!『トップガン』の彼とスパイダーガールの彼女は睨み合いっこ、おまけに参加者は嘘つきばかり!それでもラブ&ピースという領域展開してやがる!つまりオチが読める!

とはいえクスッと笑えて、そのシュチュエーションは嫉妬してしまうくらい素晴らしいシーンが盛りだくさん。現実離れなシドニーで結婚式!大富豪なんですかね?コメディだから良き!ん〜夢があるじゃないか!(本当の所は監督がオーストラリアがお気に入りだとか🐨)

なんだあの海に浮いてる人工的なの…あれを2人っきりでオペラハウスをバックに座るのはある意味ロマンチック。本当はダメなんだろうけど絵になるシーン。映画だから許せるのだろう。もちろんその後の救助ヘリの使い方もナイスアイデアだが皆様、これは映画だ、真似はしないように。


自分が思ってたのはもう少しはっちゃけたコメディなのかと思ってたけど落ち着いたラブコメだ!邪魔な情報量が無くあのメインの2人を丁寧に描いているから見やすいでしょう。そして何よりもラブコメという定義の的を得てる。
調べてたらこんなのあったので…

ラブコメの4つの条件
1.気恥ずかしいまでの真っ直ぐなメッセージ
2.それをコミカルかつロマンチックに伝える術
3.適度なご都合主義
4.「明日も頑張ろう」と思える前向きな活力

どれも多くもなく少なくもない丁度良い4つの条件が機能していたでしょう。まさにバランスの取れたラブコメ映画!うまい!
あと追加点でなによりも所々で出てくるウォールアートに砂浜を利用したテロップがオシャレで良かった✨「Six Month Later」のバーなんて発想的にはそのまま使ってもありだぞw

シェイクスピアのも良かったな…

“Here's much to do with hate, but more to do with love“
/ 恋ゆえの恨みは憎しみより激しい
シェイクスピア『空騒ぎ』より

その言葉の意味の通りに物語が回収されるのも収まりが綺麗で良かった。最高の一本でした✨


あとは箇条書きで、
・あのカップルだらけの中結婚式がうまくいかないと嘆いているが、違う…一番辛いのは…相手のいないあの黒人奴さ!ナマエワスレタ‼︎
・最初のデッカい蜘蛛に襲われた話し、あれ『スパイダーVSマン』のことだろ。
・コアラ可愛いかった🐨
・エンディングが最高だった♡


2024/No.021
TERUTERU

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