フィルマークス主催試写会
ガイ・リッチー監督作品
アメリカ兵士キンリーとアフガン人通訳者アーメッドの熱き絆を描いた感動作。
タリバンを襲撃するアメリカ兵士たち同様に、アメリカのビザを取得するために通訳者として雇われるアフガン人たちもタリバンから裏切り者扱いされ命を狙われる。
キンリーとアーメッドが人種や立場を超え、互いに尊厳を重んじて命懸けで約束を果たそうとする想いに目頭が熱くなった。
銃撃戦だけでなく山を滑り落ちながら逃亡するシーンやアーメッドが動けなくなったキンリーを運ぶシーンは思わず力が入るほど見応えがあったが、一番印象的なのは、日が落ちようとしてる中、米軍基地を目指しキンリーを運ぶ途中になかなか山を越えられずアーメッドがしゃがみ込み一人男泣きをしていたシーン…この時の彼は、平和ボケしている日本で暮らす私たちには想像すら出来ないほどやりきれない悲しみを感じていたのだろう。
リアリティある撮影で常に凄い緊迫感。
実際に300人以上の通訳者たちがタリバンによって殺されたことを背景に製作された本格的社会派サスペンス。
