このレビューはネタバレを含みます
パートナーが観たいということで
監督以外の前情報無しで鑑賞。
ガイリッチーってロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズやらスナッチやらコードネーム U.N.C.L.Eやらオシャレ映画のイメージしかなかったけど
キャッシュトラック観てから、ちょっとイメージ変わりつつあり、今回それを決定的に感じたし、私は若い頃のガイリッチーより今の方が好きかもと感じた。
ただ男同士の言葉ではいい表せないような友情や男性のカッコ良さを描くのは相変わらず抜群にうまくて今回のテーマにすごく合っていたような気がする。
個人的には仲間を殺され様々な感情をグッと押し殺すキンリーに、声をかけてあげなきゃと思いながらもなんて声を掛けていいかわからずに居るアーメットのシーンが、彼の誠実な人柄を表しているようでいい演技と演出だなと心に残った。
恥ずかしながら、私は通訳さんたちのことを知らなかった。協力させといて約束を反故にするとか、事情があるのかもしれないけど命もかかっているのに不誠実の極み。
現実のやるせなさを感じた。
いつも感じるのは白人とかアジア人とか枠でくくると見えないものが個人に焦点を当てると見えてくる人間の不思議。
たまにはマクロ視点ではなくミクロ視点で見ないといけないなと強く感じた。