トールキン

コヴェナント/約束の救出のトールキンのレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.1
公開されるまで全く知らなくて予告も見たことなく、あらすじ読んだだけで絶対面白いやつだと思って鑑賞。期待通り、いや期待以上の面白さだった。
ミリタリーアクション映画って独特の緊張感があるんだけど、こんなに緊張感があってハラハラドキドキしたアクション映画って直近で言えばなかなか無かった気がする。その辺はやっぱりガイ・リッチーらしさなのかな。
銃弾がいつ飛んでくるか分からない、何度も何度も次々と絶対絶命なピンチが訪れたり、生と死の瀬戸際のギリギリのやり取りなど、とにかく最初から最後までスリリングな展開に自然と魅入ってしまい2時間があっという間だった。

ジョンとアーメッド。この2人の関係性が良い。お互いにとって特別仲の良い関係とか長い付き合いとかではないのに命を懸けて何としても救おうとするその意志。自分の命を懸けるに値するもの、それ以上のものがあったからだよね。大の男を抱えて100キロの道のりを進むってその過酷さは想像すら出来ないし、恩を仇で返すわけにはいかないと、自分が死んでもおかしくない危険な地にまた戻っていくのも相当な覚悟だろう。
ラストは緊張感さらに倍増でちょっと嫌な予感もよぎったけど最後の最後までしっかり魅せてくれる。パーカー、ちょっと胡散臭いやつかなって思ったけどめちゃくちゃ良いやつだった。

この映画自体はフィクションだけどアフガニスタンで実際にあった出来事、米軍とタリバンの因果関係について現実的な社会問題としてちょっと複雑な思いになる。私たち日本人がいかに平和で豊かに暮らしているかを改めて思わされる。世界では当たり前のようにこんなことが現在でも起こっているんだな。

余談だけど、ジェイクのメガネ姿めちゃくちゃ似合ってカッコいいと思ったの僕だけだろうか笑笑
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