城定秀夫監督作品にちょっとハマりつつあるので鑑賞。脚本が今泉力哉監督なのでその独特の世界観は安心感があって見やすい。無音な情景で繰り広げられる会話劇と言うか会話のやり取りが見ていてとても心地が良いし自然と引き込まれていく。
誰かを好きになること、その人に対して愛情が芽生えるということ、それはとても愛おしいことであると改めて思わせてくれる。それと同時に人間関係も発生してしまうのでしがらみや妬みなど面倒くさい部分ももちろんある。そして、その好意が一方通行なら当然成就しないし、上手くいかないのももちろん世の常である。登場人物たちがそれぞれ誰を愛し、誰に愛されるのか、複雑な立場や関係性が混ざりながらもその矢印を追いながら見れたようで面白い。
それからドロドロの不倫劇だけどシュールに描かれていて逆に笑えてくる。新郎の人がめちゃくちゃクズ男なんだけどそれすら笑えてくる。ベッドシーンはかなり際どいので絶対に一人で見ることをオススメします。
ブレイク必須であろう河合優実がめちゃくちゃ魅力的だった。素朴な感じが良い。あと声も何だか癒される。瀬戸康史は髭を生やして渋さがあって落ち着いた感が良かった。さとうほなみや向里佑香も美人でした。
けっこうガッツリなシーン多めだけど作品としては良作だったので総合的な評価は高めです。
