トールキン

南極料理人のトールキンのレビュー・感想・評価

南極料理人(2009年製作の映画)
4.0
食わず嫌いでなかなか見ようとしてこなかったけどこんなに面白い作品だとは思わなかった。南極基地の隊員の日常がただただ描かれるだけなんだけど終始に渡ってニヤニヤが止まらないくらい面白おかしい。過酷な環境下における辛さなどを一切感じさせず、気持ちが和むようなそんなほのぼのした感じがとにかく良くてずっと見ていられる。今後も定期的に見たくなるだろうな。

隊員8人それぞれが個性的でキャストもめちゃくちゃ豪華。語弊のある言い方だけど大体皆んなおじさんなんだけど映画の中じゃすごい絵になっている。おじさん同士ではしゃぐそんなわちゃわちゃした感じも良い。
そして、隊員の中で最年少の高良健吾がこの当時20歳くらいでめちゃくちゃ若かった。「52ヘルツのクジラたち」のメインキャストでもある小野花梨が主人公の娘役で出演していたのが個人的にちょっとビックリ。

この当時まだ「飯テロ」なんて言葉存在すらしてなかったけど完全にそれな作品で見ていて自然とお腹が空く。特にラーメンの破壊力はヤバいな。皆んなでラーメン食べるシーンの良さよ。完全に花より団子状態でしたね。見た後シンプルな醤油ラーメンが食べたくて仕方ない。

最後の最後まで飽きる事なく面白くて主人公のラストカットがバッチリ決まっていたのが良い。
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