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コヴェナント/約束の救出の湯のレビュー・感想・評価

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)
4.2
ガイ・リッチー×ジェイク・ギレンホールと聞いて観ない訳にはいかない。

あとザ・ボーイズのホームランダー役で有名なアントニー・スターが出てたけど、髭生えてると全く分からない。(髭生えてる方がかっこいいと思った)

アクションシーンは見易く迫力もあり、幾度もタリバンに隠れて行動するシーンは、固唾を飲んで見させられた。

軍人と通訳の絆を描いてるが、無言の約束は時には呪いの一面としても作用する所も描き、そもそもアメリカがビザの件の約束を守らなかったからジョンとアーメッドが個人でツケを払わされてるんだよな...とただの感動作では無いところが好感。エンドロールまで凝ってる。

お洒落やスタイリッシュ、良い意味で軽快な映画が多いイメージのガイ・リッチー監督がそういった作風を封印し、重厚なミリタリードラマとして描いている。近作の『キャッシュ・トラック』も本作に近いシリアスのみで構成されてて、ここ数年の新境地および連作ぶりを見るとめちゃくちゃ仕事してるな監督...しかもちゃんと良い映画撮ってて嬉しい。
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