ガイ・リッチーらしからぬ、シリアスで事実に基づいた淡々とした作品だった。
そのため、割と最初から展開は見えているのだが、アフガニスタンにおけるタリバンとの戦いがいかに困難かが戦闘シーンなどでわかる。
一つの奇跡を2時間以上にわたり伝えた後、現実には数百人という人がその後処刑されている事を文字で伝えるあたり、いかにこのアフガニスタンにおける対タリバンとの戦いが失敗に終わったかを伝えているようだ。
実際、2年半ほど前に見たあの米軍撤退の報道を思い出した。
タリバンなんて誰からも支持されていない、ただ恐怖という存在であることはわかる。
そしてアフガニスタンがいかに無政府で無秩序かと思い知る。