実話を基にしたフィクションらしい。
ドミニク・モル監督の前作がとても良かったので期待値高めに見たが、思ったより普通だった。悪くはないが。
宣伝にもあったが、未解決事件を扱った作品として『殺人の追憶』を思い出させたが、映画というエンタテインメントとして『殺人の追憶』は素晴らしい出来たが、こちらはやや平凡か。
主役のヨアンが自転車を乗るシーンは何か隠れたメッセージを感じるが、あまり見えては来なかった。
相棒的な存在のベテラン刑事・マルソーの私情も結局は何だったか見えなかった。
もちろん、実話ベースなので、大きな脚色はなかったが、それならもうワンパンチ台詞や演技で見せてほしかったというのが個人的な印象。
悪くはない映画だが。