思ったより評価が高くてびっくり。
個人的には構成が今ひとつだった。
冒頭から渡欧するまでと、ラスト20分は面白いのに、間の1時間半位が何とももったいないと思えた。
私の予備知識が悪かったのか、Xatarというラッパーの音楽的映画かと思ってしまっていたため、本作品のおおよそを占める反社時代の話が長々と続いて、ちょっと飽きてしまった。
というか、金強盗のシーンなんか楽しんでる風情だったので、ちょっと嫌いになってしまった。
『ガリーボーイ』とかEMINEMの『8 Mile』みたいなのを期待した私が悪かったのか。
でもせっかくラッパーの映画作ってるんだから、音楽家の父から生まれ、やがてラップで生きていく様をもっと描けば良かったのにと思う。
間のワル時代が長くて、そこが残念だった。