面白かった。なんとなく「テトリスが出来るまで」だと思っていたがそうではなく、すでにゲームとして出来ているテトリスの権利をめぐる話。
ロシア発祥だとは知らなかった。しかもこの1980年代は冷戦期、共産主義国とのビジネスの難しすぎる面々を描いていて、汚職利権監視まみれの政府が絡んでくるから大変。
まるで冷戦下のスパイスリラーだった。ロシア恐るべしの話になるとは…。
任天堂とそこで開発されたGAMEBOYが大きな影響力を持っていたこと、あのデイリーミラー傘下のミラーソフト社との駆け引きなど、最後まで興味深いストーリーに危険な橋を渡るメイン二人の姿などハラハラドキドキが継続しとても面白い。
映画用に脚色した部分(カーチェイスなど)もあることはあるが、基本的に実際にあったことを元に観やすく描いていた。
あのテトリスが世界に出るまでに想像もしなかったこんな攻防があったとは。
