夜明けのすべてのHaruyukiのレビュー・感想・評価

映画って、どうしても、映画でないと見られない表現、ということで現実と乖離した想像を描くことに向かうのかもしれない。映像化するとどうなるの？という興味で映画館に足を運ぶことも多い。
　久しぶりに、そういうのでない、リアルによったフィクションだった。小説の世界も、文学史をたどると、そういうのってあったことを思い出した。こういうのも描くに足る物語だ。心で反芻すると気持ちの良い物語。