原作は気になりつつ未読の状態で鑑賞。
PMS・パニック障害というのは、あくまで藤沢さんと山添くんの抱える”生きづらさ”の象徴として描かれていて、それ自体がテーマというわけではないけれど、日本でもフェムテックが注目されるようになったここ最近、昔は軽視されがちだったPMSがこういう作品でも扱われるようになったのは、その辛さや現実を知ってもらう・考えてもらうきっかけという意味で良いことだなと思いました。
パニック障害についてはあまり知識がなかったのですが、どちらも自分ではコントロールが難しい症状というのが辛いところですよね…
友達でも恋人でもない、同士のような存在としてお互いに寄り添っていく藤沢さんと山添くんの関係がとても心地よい。
「自分のことは助けられなくても、相手を助けることは出来るんじゃないかと思う」みたいな台詞も胸にじわりと沁みました。
2人をあたたかく見守り支えてくれる周囲の人たちも素敵。
なんて良い職場なんだろう…
クライマックスの「夜についてのメモ」、心に残りました。
移動式プラネタリウム、私も見てみたいな。
