Ayaka

窓ぎわのトットちゃんのAyakaのレビュー・感想・評価

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)
4.5
小学生の頃に原作を読んだ時にはそんな事なかったので自分でもびっくりでしたが、まさかの涙腺崩壊で割と最初の方から最後までありえないくらい泣いてしまいました…

昔は「へ〜こんな面白い学校があったんだなぁ」くらいに思っていましたが、この時代にこういう教育を行っていたトモエ学園も、小1にして前の学校を退学になった娘をそこに入学させたトットちゃんのご両親もかなり先進的だったんだなぁ…

・「君は本当はいい子なんだよ」
・ひよこのお話
・泰明ちゃんのお話
・「トモエ学園良い学校、入ってみても良い学校!」
・トモエ学園の焼失

このあたりは特に涙なしでは観られず…
戦争の暗い影が忍び寄る後半、食糧難が進んでお腹を空かせたトットちゃんと泰明ちゃんが泣いてしまうシーンも、かわいそうでボロボロ泣いてしまった。
親目線で観るようになると、子供たちのお話ってこんなに泣けてしまうのか、という新たな発見でした。。

トモエ学園でのびのびと学ぶトットちゃんの楽しい生活だけでなく、直接的な残酷描写はないものの、普通の人の暮らしの中に入り込んでくる戦争の恐ろしさもきちんと映し出しているので、今この時代だからこそ、大人から子供まで幅広く多くの人に観て欲しい傑作だと思います。
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