ふじ

夜明けのすべてのふじのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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渋川清彦の表情でダム結界したくらい泣いた。。

天体と、人に言いづらい疾患を絡めているストーリーがよくて、理解できないと怖いものをゆっくり知っていく、知ってもらう、という登場人物たちの邂逅のなかに、30年前のプラネタリウムの解説をしたカセットテープが発掘されるっていうのが、めちゃめちゃ三宅唱っぽい。
原作もめちゃくちゃ良いんだろうけれど、この題材が三宅唱のまなざしで映像になったことにとても感動。人が感じる感覚には生まれてから育つまでに吸収した文化が根ざしているって事に対してすごい自覚的なひとですよね。

2人の帰り道が、街灯の下でなくて、ひっそりと暗いところで良かった。圧倒的な画の安定感。(とあそび)
光石研のセーターがかわいい!!!
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