みほみほ

死霊館のシスター 呪いの秘密のみほみほのレビュー・感想・評価

3.3
👿🐐2023年210本目216本目👿🐐(字幕)
46・50

前作よりも 見応えやらインパクトはかなり増し増しになっているものの、やはり「死霊館のシスター」 の続きということもあり、自分が死霊館シリーズに求めていた趣きとは異なり、どこか物足りなさがありました。

まぁスピンオフだしね…前作もあまり楽しめなかったし仕方ないよね!と思いつつも、実話から少しでも投影された何かがあるのかなと期待していたので、割と冒頭で心が折れてしまった。

パワーアップはしているし、だいぶ前作より観やすくなっている事は確かなんだけど、次から次へと起こるハイパワーな超常現象の数々に恐怖よりも笑いとかファンタジー要素の方に持っていかれて、シスターヴァラクがヴォルデモート卿に見えてくるという複雑なお気持ち。あまりに現実とはかけ離れた描写が多過ぎて、ホラーであることを少し忘れたくなりました。

信仰の種類も違うし、悪魔が身近ではない日本人だからこその感性なのかもしれないけど、人間の弱い心を巣食う悪魔の卑劣な恐ろしさに震え、恐れおののいてきた自分からすると、ここまでアクティブに悪魔が仕掛けてくるのは受け入れ難く、悪魔の方が時代に合わせてきてるようで違和感があった。

シスターヴァラクは不気味で好きだし、背後から攻める感じとは一つ一つの描写は良いんだけど、肝心なストーリーもあるようでないし、ラストは呆気ないしで…ラストスパートの畳み掛ける迫力は映画としては最高に良かったんだけど、タイッサ・ファーミガあなたそれ普通に死んでるよね??ってくらいやり過ぎなので、100%フィクションと頭を振り切らないと楽しめない。

ここまで振り切ってお化け屋敷する方がアメリカ人にはやっぱりウケるのかな?ヒットしてるのは何よりだけど、自分にはあまり怖さが刺さらなくて残念でした。

どこまでが実話なんだろう…と考えながらゾワゾワするのが今までは楽しかったけど、スピンオフの「死霊館のシスター」はヴァラクという悪魔の存在(これも不確かではあるが笑)以外は普通にフィクションのようなので、普通に私みたくノンフィクションとの狭間を責めながら楽しむような見方をしなければ、前作よりは普通に楽しめるのではないかな?と思います。

上映後、呪物コレクターの田中俊之さんのトークイベントがありました。心霊好きとして、ここ数年田中さんの活躍は観ていたので、至近距離で田中さんを眺めることが出来てめちゃくちゃ嬉しかったです。生でチャーミー見れて良かったけど、ずっと目の前でチャーミーと目が合って怖かったので、帰宅してすぐいただいたお清めの塩を振りまくりました。(夫が玄関前で出さなきゃてっきり忘れてるところだったけど!笑)

同列に座ってた人がなかなかクセ凄さんで、上映中に集中力をかなーり削がれました。上映中の独り言はやめような?!それと腕を動かしたり手癖悪いの視界に入るからやめような?!
ずっと手になんか握ってたし、それを手で握ったり噛み締めたりマジで意味わからん人でした。上映前も上映中も前屈みになるのが癖なのかなんかのか見たくもないツイート丸見えで、クッソ寒いツイートしてたから普通に見つけちゃったけど、意外とフォロワー多くて驚愕した🥶笑

家で見てるような振る舞いを外で出来る人って、なんか病気か何かなのかな。別に多少のアクションは構わないし、映画を楽しんでる証拠だから良いけど、上映中に怖いシーンの前などで「来るぞ来るぞ」 …とか発して人の集中削ぐのは本当にやめて欲しいわ。家で観ろ!!!!!!

田中さんが来るからせっかくなら!と思い最前列を選びましたが、最前列選ぶと変な人が隣に来る率が上がるのは何故なのか……🥴笑 それとも私が引き寄せるのか…笑

追記♥
試写会2度目の参加。今回のゲストは三木大雲和尚と角由紀子さん。迷ったけど、三木和尚に会いたくて応募して良かった。
映画も前回は環境が良くなかったけど、今回は落ち着いて観れたので、分からなかった部分がスッキリして良かった。

三木和尚の怪談説法と、角由紀子さんの面白トーク見れて良かった。ホラー好きにはたまらない贅沢な時間でした。映画は2回とも怖くなかった笑

1回目
ワーナーホラー部トークイベント付き
最速絶叫試写会(ゲスト 田中俊之)

2回目
トークショー付き特別試写会
(ゲスト 三木大雲和尚、角由紀子)

(ワーナーブラザーズ 内幸町試写室)
みほみほ

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