1970年にこのハードなSFが完成しているってのが凄い。
時代を感じるテンポの中盤に対して中々に突き放したオチ。
言うほど長くないランタイムのわりに中盤の進み方は早くないし畳み掛ける様に窮地に追い込まれる様な展開ではないのだが、ソレがクライマックスを引き立てている。
"タイトル詐欺"に関しては、時代が時代なので今時の感覚は出て来なかったなぁ、と。
「まぁ良くある話だよなぁw」ぐらいな感じw
リメイクを望む声もあり 確かにその意見に納得出来るのだが、同時にそんなに簡単じゃないという気もする。
実際、今となっては このテーマを使用した作品がたくさんある。パッと浮かんだだけでも【ウォー・ゲーム】や【ターミネーター】等。
更に時代が過ぎAIも現実になった今では多数の作品があるだろう。
大筋を崩さずリメイクとなると かなりの説得力やリアリティを詰め込んだ脚本が必要だろう…と。
スパコンや施設内に当時ならではのワンダーを感じるルックは中々にスタイリッシュ。
【2001年宇宙の旅】程じゃないのは見て分かるが、当時にしてコレが低予算映画なのかミドルバジェットなのかは調べていないから分からない。
しかしソコまでショボく見えない所にセンスを感じた。
クラシックと言って良いぐらい昔の作品だが、今でも通じるリアリティがあるので飽きる事なく観れる。
"傑作"と言い切る人が多いのも分かる作品。
個人的には2001年よりコッチの方が好き。
…ただ、ワシは【ウォー・ゲーム】の方が好きなんだけどねw