マット・デイモンが主演と制作、更にはベン・アフレックが出演と監督を務めたNIKEの誰しもが憧れるスニーカーAIR JORDAN誕生の話。
今年公開された作品の中で個人的に現時点でトップ3に入るぐらいにメチャクチャ良い作品だったし、大学の経営学部の授業とかに教材として流しても良いんじゃないかとも思う。
その当時、NIKEはランニングシューズとしての地位は確立しつつも、バスケのシューズとしてはCONVERSEやRun-D.M.C. の影響で人気絶頂のadidasに次いで3番目。
そこからバスケ選手としてアイコンになる前の人気の兆しが出始めたマイケル・ジョーダンに唯一賭け、彼を象徴としたブランドAIR JORDANを誕生させたプロセスがドラマチック過ぎるのと、当時流行っていたカルチャーが随所に映像として写ったり80年代のヒットソングが演出として流れ熱い。
マイケル・ジョーダンが当時所属していたチームに寄せてカラーリングされたシカゴカラーが試合で履いてもらう度に罰金が発生するのにも関わらず、そこを逆手にとる広告だったり、レギュラーの中にとらわれず、イレギュラーし続ける良い意味でアナーキーなNIKEの経営戦略と情熱がかっこよかった。
