この作品に怪物がいたかもしれないし、その逆で結局はにいなかったかもしれないし、タイトルがタイトルだけに怪物を探してしまう我々視聴者が実は怪物なのかもしれないし、バラバラな思考が渦巻く人間社会だからこそ、ちょっとした場面を切り取る事で誰かにとっての怪物になりえることもあるのかもしれないと、エンドロールに坂本龍一さんの音楽を聴きながら、色々考えさせられた映画。
てか、そもそも怪物とは？
はっきり言えることは、人の普通の幸せや将来の夢は各人が自分の物差しで見つけるもので、誰かによって強いられるものじゃないと言うこと。
何故ならば、たとえ家族だろうとその人の全てを理解する事は難しいのだから。
子供達が、生きやすい世の中にするためにも全ての大人に観てほしい作品だった。
