Spike

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのSpikeのレビュー・感想・評価

4.8
今年、1番楽しみにしていた劇場作品。


自分の中でハードルが上がりまくっていたのに脚本、演出、映像の全てにおいて前作を遥に凌駕する作品に仕上がっていた。


アニメ作品を観ているはずが、アクションシーンの所々で実写作品を観ているんじゃないかと錯覚するレベルで凄かった。


マイルスもグウェンも魅力的なキャラクターで、歴代スパイダーマンシリーズの登場人物の中でも個人的にトップ3に入るぐらい良いキャラしている。


今回は吹き替えで観たんだけど、日本語吹き替え版の声優さんが豪華で良い演技をしていて、特に悠木碧さんが演じたグウェン・ステイシーがメチャクチャ良かった。


Hailee Steinfeldが演じたグウェンも観たいので、字幕でも観に行きたい。


前作同様に劇中で流れる音楽も最高で、今作が全体的に割と陰の部分が多めな作品って印象で、そこがMetro Boominが手掛けた格トラックの曲調との相性が凄く良く、様々なシーンんごとに音楽が映えていた。


そんなMetro BoominやMCU版スパイダーマンでもゆかりがある歌手兼俳優さんがカメオ出演していて驚いた。


2部構成にすることで、スパイダーマンと言うキャラクターのみでAvengersの『Infinity War』と『Endgame』をやってのけようとしているところが凄いし、コレもまたもう一つの『Spider-Man: No Way Home』なんだと感じずにはいられない作品。


年に1作品は2回以上劇場で観たくなる作品があるけれど、正に今作がそうだった。


来年には、この作品の続編が観れるんだと思うだけで、ワクワクが止まらない。
Spike

Spike