武倉悠樹

AIR/エアの武倉悠樹のレビュー・感想・評価

AIR/エア(2023年製作の映画)
3.0
 実話もののサクセスストーリーは、原則全部そうなんだと言われればそれまでなんだけど、なぜかこの作品は勝つのがわかっている試合をダラダラと見せられている感覚に陥った。
 今のNIKEの成功に比べれば遥かに小さいのかもしれないけれども、舞台となるNIKEが既に云億ドルって規模の売り上げを誇る上場企業だったりするわけで、確かにマッド・デイモンの首は掛かってたのかもしれないけれどそんなに崖っぷち感もないし、そもそも確かにマイケル・ジョーダンはその後、バスケットの歴史を塗り替える偉大な選手になったわけだけど、あの時点ではドラフト3位の新人だったわけで、そのマイケル・ジョーダンと契約できることがゴールになっている感じとかも、そんなに説得力を感じない。なんか展開に緊張感を覚えず、結果、観終えてもさして感動を覚えるわけでもなかったな。なにが悪かったんだろう。
武倉悠樹

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