エアジョーダン誕生秘話。
バスケシューズ部門では三分の一以下のシェアだったNIKEが、いかにこの伝説的なスニーカーを作り上げたのかを描いた作品。俳優としても評価の高いベンアフレックが監督。
終盤、他者より圧倒的に予算がない中みんなで頑張ってプレゼン作りする姿は多くの人に響きそう。
変な発言をして固まるあの空気感は可笑しくて親近感が湧きました。
ベンアフさんの作品はアルゴ以来2作目ですが、事実をドラマティックに映画的に作るのが上手だなぁと思います。起承転結がはっきりして、すごく分かりやすい。
今回のNIKEのCEOでも出演、いいキャラを演じています。
ベンアフさんとプライベートでも仲良しのマット・デイモンが主演。考えるより先に有働を起こすタイプの熱血漢の役が似合っていました。
全体画面作りがベタすぎてうまく行っていないところが個人的にはちょっと気になりました。音楽も含めてレトロの抽出がやややりすぎな傾向も。
あとはマイケルジョーダンの顔を映さない演出はどうなんだろう。今回はあくまで靴が主役だから、あえてなのかもしれませんが、単純に俳優さん可哀想だなぁと思ってしまいました。
