Ryoko

ボストン・キラー:消えた絞殺魔のRyokoのレビュー・感想・評価

3.8
1960年代、ボストンで起こった連続女性絞殺事件を追った女性記者たちの話。記者を題材にした映画は作るの難しいだろうなと思う。事件の特異性や話題性、記者の信念、取材テクなど際立った何かがないと単調になってしまいそう。今回は60年代の女性記者(2人ともママ)で、家庭か仕事かを悩む様子もあんまりなく、開き直って仕事に突き進む二人という点が個人的には興味深かった。昼から酒を飲みながら「もうすでに私の人生はガタガタよ」と愚痴を言い合うシーンが印象的で、心地よくもあり、ハートの強さがうらやましくも思った。(彼女たちが幸せかどうかはわからない)
社会が求めるのは真実ではく、ドラマ、出演者、その結末なのだが、それに翻弄される被害者やその家族たちはたまったものではない。普段私たちが触れている情報は作られたドラマの一端であり真実とは限らないということですね。
キーラもよかったけど相棒役の女性もかっこよかったです。
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