Ryoko

クーリエ:最高機密の運び屋のRyokoのレビュー・感想・評価

4.0
1962年のキューバ危機の時代を舞台に機密文書の運び屋となったイギリス人セールスマンの実話。ソ連の高官との友情が温かくもバレたら処刑なので終盤はずっとヒヤヒヤ。核戦争回避の裏にこんなことがあったなんて初めて知った。
モスクワとロンドンの街並みの対比が印象的。共産主義の国らしい横に広い大きな建物、灰色の空、暗い夜道、会う人誰が監視役かわからない閉塞感….。街を効果的に写す映画は面白いこと間違いないてす!
カンバーバッチの熱演もさることながらソ連の高官役の俳優さんがシブくよかった。

50年前が舞台だけど戦時下の今のロシアを考えると状況はそう変わらないのかもしれない。
平和な世界を望むというのは人類共通の願いだと思いたいしそういう方向へ向かってほしい。
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