高瀬とうや

ブラック・デーモン 絶体絶命の高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サメ映画と思うとちょっと拍子抜けする作品。
そもそも「幻覚を見せる」という謎の生物だし。
でもまぁ、娘が海に落ちた時に見えた大量の食い殺された人のビジュアルはちょっと良かったですね。

作中に結構言い争いがあるのでちょっとキャラに感情移入が出来ないかな。
初めは「全然関係のない人間を襲うだなんて」と思ったけど「ああ、会社の命令でリグの不具合を放置していたポールにも責任あったわ」と、生存を祈る気持ちが薄れていくのもちょっと。
それも含めてなんかこう説教臭いというか。
「一番恐ろしいのは人間」みたいに感じたし。

なお、犬は死にません。

【あらすじ】
会社の命令で海底油田の施設の検査に訪れたポールと愛する家族たち。
だが、その町はうってかわってさびれていた。
会社を憎む住人の敵意もあり、一人でさっさと視察を済まそうと思っていたが、ひょんなことから待機するはずの家族も石油プラットフォームに来てしまう。

そしてそのリグには居るはずの従業員は一切おらず、住人のチャトとジュニアの二人が居た。
訝しるポールたちだったが、目の前で巨大なサメがボートを襲うのを見てしまう。
ブラックデーモンと呼ばれる巨大鮫が石油を垂れながすリグを敵視してそれに関わる人間を食い殺していたのだ。
なんとかして脱出を計画する一行だったが、その中でジュニアが惨殺されてしまう。
そしてその最中、何者かによる爆弾が仕掛けられていて数時間後にはリグが破壊されると知る。
設計ミスで石油を垂れ流す施設を、検査担当のポールともども爆破して責任を逃れようとした会社の策略だった。
ポールは自分の行為によって死者が出たと責任を感じ、爆弾をサメに食わせその隙に愛する家族とチャトを逃がすことを決意する。
愛を伝えポールは鮫ともども爆死する。
家族とチャトの乗ったボートは街の住人によって救助される。

が、彼らを模した模型はその直後波へと飲まれ・・・。
高瀬とうや

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