東朴幕院

マックィーンの絶対の危機(ピンチ)の東朴幕院のレビュー・感想・評価

3.8
僕の永遠のタフガイ スティーヴ・マックイーンが若い頃出演したSF 『マックィーンの絶対の危機/人喰いアメーバの恐怖』をオークションで入手して観賞。このディスクは紀伊國屋から発売され現在廃盤で入手困難なもの。入手困難と言われると欲しくなるのが人情、当時の定価を若干上まる額で落札。俺はアメーバ相手に何やっているんだ?と問いたくなる。

それで映画はどうだったか?というとファンとして大満足。マック演じる若い主人公は彼女とドライブデート中に隕石の落下が目撃し現場に向かいます。そこには中身が空いた状態の隕石があるだけ、引き返えそうとした所は近所に住む老人が手に異物をつけて悲鳴をあげている所に出くわす。所謂、第一発見者になるが周囲が信じてくれないというパターンで、しまいのはスティーヴ本人も幻ではと訝ったりする際に"I don't know!!"を連発。そのナヨナヨした様子がタフガイからかけ離れていて大変レアでした。

あとこの映画では時代的に若者が珍しく良く描かれてました。この時代は『暴力教室』に代表されるように学校が荒れていたので。最後に映画館をアメーバが襲い観客が一斉に映画館から脱出するのだがロケした地元エキストラがみんなニコニコしているのには脱力〜苦笑。お前らはアメーバに襲われているのだぞ、と言いたくなった。
という訳でこれは入手するのに結構苦労した事もあり非常に愛着の湧く映画。
エンディングの『?』も脱力〜。
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