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セフレの品格(プライド) 初恋のKUBOのレビュー・感想・評価

3.6
今日の試写会は城定秀夫監督最新作『セフレの品格 初恋/決意』2作連続上映試写会。

まず1作目の『初恋』。

同窓会で久しぶりに再会した初恋の人に「セフレになろう」と言われたら、どう思うだろうね?

高校の頃からずっと好きだった一樹(青柳翔)と同窓会を抜け出してベッドを共にした抄子(行平あい佳)。抄子自身は2度の離婚を経験し娘と二人暮らしのシングルマザーだが、初恋の人との再会に胸をときめかせながら、ドライな一樹の態度に胸を痛める。

前半はポルノ出身の城定監督らしい濡れ場満載。セフレの同士の会話がリアルでアルアルで笑った。

SMじゃないけど、プレイから始まった関係が少しずつ本気に変わってく感じは ”Fifty Shades of Grey” を思い出す。

そんなに同級生の中で回すか? とか、きれいな別れなんてないって2度も離婚してればわかるだろうに!とか、いろいろツッコミたくはなるけれど、

セフレって関係を特に悪しきこととは決めつけず、抄子が自信を取り戻すラストは清々しくて良い。
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