明石です

恋人のいる時間の明石ですのレビュー・感想・評価

恋人のいる時間(1964年製作の映画)
4.2
夫と息子がいながら不倫を重ねずにはいられない女性の日常へのクローズアップ。上手くいかない愛を抱えた彼女の倦怠と、彼女を取り巻く周囲の人間のフラストレーションが画面越しに伝わる生々しい作品。愛と快楽はどれくらい別物なのかというのを鑑賞者に問いかけるようなやや重ためのテーマで、こういう地味で個人的だけど真に迫る映画、好きだなあ。あと、どうでもいいかもだけど主人公の髪型がすんごいタイプ笑。

——好きな台詞
「知性とは断定する前に理解すること。考えを極めようとすること。限界や対立点を探し、妥協すること。妥協こそ知性の働きとして最も美しく勇敢なものだ」

「愛とは他人との関係における自分自身を語ること」
明石です

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