ラーチャえだまめ

SISU/シス 不死身の男のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
4.5

『フィンランド版“101回目の残ライフ”』





【SISU シス 不死身の男】…!!!SUSI〜テンプぅラぁ〜♫なんて呑気なこと言ってたらツルハシで脳天ブチ抜かれるこれまた“衝撃な映画”がまたまた凱旋してしまいました…!?“SISU”とは暗黒卿でも日本語でも訳せないフィンランド語で“全ての希望が失われた時に現れる不屈の精神的ななにか”を意味……えそれって日常会話で使いますぅ!?そしてタイトルにある“不死身の男”。これまで数多の“無敵のおじさん”がスクリーンを席巻して参りましたがまだいたのかよおおおー!?北欧からこれまたとんでもクライシスなオヤジが“発掘”されたらしい


オヤジの名は“アアタミ・コルピ”。時は1944年、第二次大戦下のフィンランドで武勇伝アリストテレスな“伝説の男”として語り継がれる元兵士。ソ連がフィンランドを侵攻した際、妻子を殺され怒り狂ったコルピは軍の命令に背き大量の兵士を虐殺。手に負えなくなったフィンランド軍は彼を“自由に野生に返した”結果たった一人で“露兵300人以上を殺害”。ついた名は別名“一人暗殺部隊”……


いやーこれはもう“北欧版西部劇”と言ってもいいかもしれない徹底的なク◯ゴ◯悪党として描かれるナチが伝説の男にものの見事に惨殺されていく爽快感。武器はそうですね……ツルハシ1本ってところですか?鍛え抜かれた肉体の“古傷の数だけドラマがあった”ことは言うまでもなく血を血で洗う“容赦ないヴァイオレンス”描写。しかもココは地雷だらけの古戦場“結構みんな地雷踏みまくるぜ!!”その度に吹き飛ぶ手足……そんな画面から香ばしい漢臭さ&血生臭さ。デリシャス!!ストーリーは“換金しに行く”ホントにただそれだけ。行って帰るだけの「怒りのデスロード」と近いノリで、それゆえ“章立てる意味がほぼない”のはご愛嬌、しかし単純な筋だからこそ思う存分コルピ無双に集中することが出来ると言っても過言ではない。



↓ブログにもあげました(ネタバレなし&ネタバレ・考察)↓https://www.edamame-movie.com
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