シンプルな作品だった。最強の男がナチス軍に1人で立ち向かっていく。捉え方次第の映画かなと思う。質の良い作品を求めていたら残念に思うが、B級感漂うちょっと笑える作品を求めていたらハマるかなと。
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ナチス軍の雰囲気は本格的で良かった。だがところどころどうしても安っぽい感じはある。細かいが空撮は画面のブレでドローンでの撮影とすぐバレてしまう。その辺り工夫できないかな。
グロい描写はあるものの、どこか笑える。そしてインパクトも大きい。
体を吹っ飛ばしたり、刃物で頭を突き刺したり、銃でドイツ兵を殲滅させたり…その辺り下手にダラダラと見せるのではなく、あっさりと見せていたのが良かった。
不死身とあるので、どうやっても死なないんだろうという安心感があり、緊張感は薄れてしまっていたが、なんで生きているのといった馬鹿馬鹿しさは面白くはあった。
工夫は見えたが、シンプルな内容だからこそもっといろんな殺し方、気持ちの良さが欲しかった。
あと、女性がいきなりSISUについて語り出すシーンは演出がくさすぎた。最後のシャレもベタだなと。それはそれでこの作品らしさではあるのだろうが。
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こういう作品、実は強いよおじさん映画で感じるのが、その動き遅さでなんで強いのだろうという疑問を。今作も類に漏れずそう感じてしまった。
個人的にずっとブルーノ中尉の口元が気になって仕方がなかった。