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アリーテ姫のKOUSAKAのレビュー・感想・評価

アリーテ姫(2000年製作の映画)
4.2
シネ・ヌーヴォで開催された片渕監督祭で、ようやく未見だった『アリーテ姫』をスクリーンで見ることが出来ました!ありがとう!シネ・ヌーヴォ!しかも、フィルム上映でビックリ‼️嬉しかった〜👍👍

あえて前情報は入れずに見たので、とにかく徹底して抑制されたトーンが続くことにまず驚きました。魔法使いにコントロールされてしまってる時のアリーテ姫の声の小さいこと小さいこと😆もちろんこれは、自身の意思で発された言葉では無いことを示す意図的な演出だと思うし、「音」にもこだわる片渕監督の姿勢を強く感じさせられました。

市井の人達の生活や暮らしこそが気高く尊いんだという事を示す片渕監督の作家性は、この時点から確立されていたんだな〜という事をまざまざと見せつけてくれるし、時にドラマチックに演出し過ぎる諸作へのアンチテーゼとしての「抑制」に、片渕監督の溢れんばかりの気骨をこれでもかと言うほど感じさせられました😎

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、この作品のオマージュ(引用、もしくはパクリ?😆)であることも確信させられました😎😎
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