KOUSAKA

幻の光のKOUSAKAのレビュー・感想・評価

幻の光(1995年製作の映画)
4.0
ロングカットでゆったり流れる時間、表情が分からずこちらの想像力を掻き立てるロングショットの多用、デビュー作とはとても思えないほど堂々とした撮りっぷりでビビりました。傑作。

血の繋がっていない「家族」を扱っている点も、すでに是枝監督の作家性を感じますし、尼崎の古ぼけた街並み、能登の海、電車、バス、雨、風、雪、など風景を映すショットもことごとく良かったです。

江角マキコも、引退したのが勿体無いくらい良すぎましたし、内藤剛志もこんな良い俳優だったとは不勉強でした。浅野忠信の関西弁は確かに微妙でしたが😆何を考えているか分からない透明人間ぽい感じが適役でした。喫茶店のマスター赤井英和すら良かったです(失礼)。
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