AyuAyu15

私の頭の中の消しゴムのAyuAyu15のレビュー・感想・評価

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)
4.2
始めの方は随分とベタなラブロマンスだなぁ〜と思って見ていたけど後半彼女の病気若年性アルツハイマーが分かってからのアレコレがなし崩しに泣けた😭

若くて美しくて優しくて賢い彼女だったからなおさら可哀想で分かりやすく泣けたのかも知れないけれど。
でも思うにフツーにアルアルで、例えば自分や旦那や友達の歳をとった親や親戚、近所のおばあちゃんおじいちゃん、そしてそのうち自分も、と思うと若年性であれ歳をとってからであれアルツハイマーになったら…

自覚がある場合は自分の記憶がなくなって行くことに恐怖を覚えるだろうし
「私 怖い」
そしてアルツハイマーになったって、その人だって、魂のレベルでは絶対
「私は 一生懸命生きてる」
んだ。
そう、
「そしてみんな忘れたら私の魂は死ぬの」「違う、魂は生きてる」
そうなんだよね!。。。

そして愛する相手がアルツハイマーになってしまったらその人の記憶から自分との間の愛しく楽しい思い出がなくなってしまうことに遣る瀬無い哀しみを覚えるだろうと言うことを凄く実感した。

今月までまたちょっと忙しくて手をつけられないでいたけれど、アルツハイマーが進んできた独り身の伯母のこと、来月からは本腰を入れて考えなくてはと心から思った。

それから、人を許すことの大切さを教わった。

「本当の大工とは心の家を建てる人のことだ。
許しが苦しいことは分かる
でも許しとは心の一部屋を空けるだけなのよ」

本当にこのタイミングで観てよかった。

頑張るぞ私!
AyuAyu15

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