櫻子の勝手にシネマ

カンダハル 突破せよの櫻子の勝手にシネマのレビュー・感想・評価

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)
3.5
ジェラルド・バトラー主演。
アメリカ国防情報局の職員ミッチェル・ラフォーチェンがアフガニスタン赴任時に体験した実話がベースとなっている。
監督はリック・ローマン・ウォー。

この映画を観ると、如何に日本が平和かよくわかる。
だってあなた、ほぼ全員敵よ。
しかも追跡されてるし。
その状況で640キロ先の目的地を目指すという無理難題に挑むトム・ハリス(ジェラルド・バトラー)。

そう、バトラーが負けない。
どんなに敵と対峙しても負けない。
敵に捕まって捕虜になっても負けない。
生き残るために、ひたすら前に進むバトラーはめちゃくちゃカッコ良い。

これまで何度も地球を救ってきたバトラー。
『300』でスパルタ王レオニダスを演じた筋肉隆々のバトラーも好きだが、渋さが増して戦いの神みたいになってきた最近のバトラーも大好きだ。

通訳モーとの下りも良かった。
最初は1人の通訳でしかなかったが、次第にトムと友情が芽生えていく。
最後は家に帰れてホント良かった。

それにしても、こんな過激で危険なミッションを職業にしている人が実在していることが驚きだ。
どのくらいの報酬を得られるのかわからないが、さすがにこんな命がけの仕事はしたくない。

ラストの爆撃シーンは爽快。
物語は全体的に平凡。
ジェラルド・バトラーのファンにはたまらない一本!