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碁盤斬りのyuzameのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.0
あれ?タイトルは
これで大丈夫なのかな?w

スターが主役の人情時代劇。
主役もだけど、脇を固めるキャストが
みんなぴったりハマってて
配役が素晴らしいと思った。

清原伽耶って、見た目と実年齢に
ギャップがあるなぁって思ってたけど
江戸時代だと
そのギャップが起きてない!と思ったw
カツラもめちゃくちゃ似合ってた。

あと、奥野瑛太も。
声や佇まいがめちゃくちゃハマってて
素晴らしかったし、
時代劇にこれだけ馴染める
若い俳優さんは稀有だと思った。

江戸の街並み、長屋の中、
商家、街道などなど
セットやロケーションも凄く良かった。
特にエンドロールにも使われてた
背の高い枯れ草に覆われた細道を、
旅の装束で歩く姿は
とっても画になってた。

夜のシーンを必要以上に明るくしてなくて
蝋燭、行燈で暮らしていた時代が
リアルに再現されてるなと思った。

満開の桜、風鈴などを使って
作中の季節を随所で示してくれてて、
酉の市や初雪で
タイムリミットの大晦日まで
近づいてるのが分かりやすかった。

はっきりと「説明台詞」っていうのが
随所にあるのはご愛嬌って感じ。

明らかに店の使いで来た
息子でもおかしくない年齢の小僧さんに
五十両が無くなったの知りませんか?って
聞かれたぐらいで
失礼しちゃう!許せないー!
死んでやるー!お前も死ねー!って
なるのは
マジで付き合いづらいわwお侍さん!

んであんな思いしたら
なるべく関わらないようにしようって
なるかと思いきや、
義理の親子になっちゃう小僧さん。
おいー!w

クライマックスに登場の斬鉄剣!
時間差が素晴らしかったw

園芸好きとしては、
源兵衛さんが育ててる植物が写ってるのも
興味深く見てしまった。
江戸の人々はかなり園芸好きが多かった
というのは知ってたけど、
本当にそうだったんだろうなと
改めて感じた。
あれは蘭の仲間かな?
手前のは蘇鉄かな?とか
見てて楽しかった。
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