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碁盤斬りのひとでのレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
4.8
ある冤罪事件で藩を追われた男の復讐劇。
時代劇では定番な話しでも、とても人情味があって心に沁みる作品でした。
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柳田格之進は見た目からして実直な人物。
浪人になっても、月代も身なりも荒れていない。
娘の絹ちゃんはそんな父親の清廉潔白な人柄を理解しているから、苦労しても支えている。
そんな柳田が囲碁を通して町場の人々と交流する前半と、鬼の形相で復讐に向かう後半では、同じ人物が演じているとは思えないほど顔つきが違っている。
この凄みは本当に素晴らしかった。
柳田だけでなく、弥吉も生きる覚悟が出来たし、最初から覚悟が出来てる絹ちゃんの涙はとても綺麗でした。
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18日の舞台挨拶中継の回でした。
草彅剛さん・國村隼さん・市村正親さん・小泉今日子さん・白石和彌監督が登壇されて、和気藹々としたトークに笑いも起きてました😊
朗らかな草彅剛さんは、どこに柳田格之進のような凄みを隠しているんでしょうね。
登壇された皆さまも、中川大志さん、清原果耶さんも素晴らしかったです👏👏👏
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