白石和彌監督はかなりのハード系のイメージでしたがそこに草彅さん
写真観ても別人(獅童さんにしか見えなかった)
面白かったです
斎藤工さん
一面的でない役柄かっこよかったです。なんかこんな引きずっている感あるといいですね〜
國村さんはぴったりの安定感
清原さん綺麗だし、中川大志さんいつもどうりでぴったり
みんなアンサンブルよくて、お話もとてもいいお話でした。
…ただタイトルにある碁盤斬り
それはわかってしまったのですが…
結果的に流れてしまったような…
重みがあったらもう少し違った印象だったのかなぁ…なんて気がして残念な印象ありました。
作品の中でいくつもの判断を問われる箇所はあるけど…
そこはどう葛藤したのか?
展開はわかるだけに…悩んで斬ったのか?
己の生き方を試されたのか?
初めからそのつもりではなかったろうが…そんな作品ではないと思うんですが…
その葛藤が用意されていた結果であるように観客が感じてしまったら…勿体ないけど
引き金引くつもりなのにどうしてもそこに向かって引けないから意に反して空に向かって引いてしまった…しかも弾倉空になるまで…のような…ドラマチックなんですよねー(キアヌ君の『ハート・ブルー』のシーンは燃えました)
日本にある人情噺で片付けるには勿体ない作品だと思うだけに…やや引っかかりを感じました。
でもそこは難しいです。
そこまで感じさせれるには誠実に清廉潔白(?)な人生とそこへの疑問が薄いと…
でもそれ以前に日本人の琴線に触れる感動が必要だし、そこがよかったんですが…。
…にしても何やっても草彅くん(よく聞くフレーズですが)のイメージですが…男を演じてました。かっこよかったです。
でもそれでも草彅くんでした。
それはぴったりな役柄でありました。