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碁盤斬りの小皿のレビュー・感想・評価

碁盤斬り(2024年製作の映画)
3.7
草彅剛主演の時代劇ということ、清原果耶が出ているという情報ぐらいで、昼からの上映に合わせて夜勤明けに車の中で仮眠して時間調整して鑑賞。
清原果耶は恋人役かと思っていたら娘役でした😅
確かに草彅と果耶ちゃんの年齢的にはそうかも知れませんが、草彅の年齢を感じさせない面立ちもあって、勝手に思い込んでいました💦
良くも悪くもそういう意味では草彅あっての映画だったなぁと思います。
主人公の柳田格之進のイメージに草薙の見た目は完璧なぐらいに合っていたように思いました。
ただ、柳田格之進という男を演技の上で完璧だったかと言えば、僕にはどうも腑に落ちない感じが否めません。
冷静と激情の2つの感情を持つ格之進であるのですが、観ていてどうもしっくりこないというか、多分それは設定の問題というよりは、演技力の問題のように感じられたのです。
ところどころアテレコかと思うような台詞も何度か感じたし、格之進として一本の線になりきれていないもどかしさをどこか感じて見ていた印象を拭えません。
とは言え、 夜勤明けで観始めて一度も眠いと思えないほど面白かったし、清原果耶ちゃんは草薙を食うほどのさすがの演技だったしで、満足度は高いです。
ただ偶然にも『鬼平犯科帳 血闘』と続けてみた時代劇としての面白さは、一歩及ばないといった感じです。
もちろん多分に僕の単なる好みの問題なのですけれど😌
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